「WordPressテーマを選定しよう」と言われても、「どれを使うべきか判断が付かない、、、」というのが実態ではないでしょうか。それもそのはず、「WordPressテーマ」の数(種類)は万単位です。公式ディレクトリにアップされているものだけで8,000以上あるのですから、「好きなものを選んで」と言われても簡単に選べるものではありません。
しかし、「ビジネス目的で使う」かつ「低予算、出来れば無料」という具体的な用途があれば選択肢は一気に絞られます。
このコンテンツでは、ビジネス目的で使うWordPressサイトに欠かせない機能と、その機能を実装済みの「おすすめWordPressテーマ(無料!)」を紹介していきます。
※このコンテンツは、随時更新する予定です。
おすすめWordPressテーマ(無料版) 選定基準
商品・サービスの販売目的でWordpressサイトを運営する場合に、テーマに求める機能(チェック項目)は必須が「4項目」、ベターが「3項目」の計「7項目」です。このコンテンツでは、これらの項目を満たすテーマを紹介していきます。具体的な項目は、下記の通りです。
利用前確認項目(必須4項目)
- スマホ閲覧に最適化されていること
- 表示速度が速いこと
- 著名プラグインとの相性が良いこと
- 主要ページのテンプレートが存在すること
利用前確認項目(ベター3項目)
- 拡張性(「高い」が望ましい)
- 子テーマの有無(「有り」が望ましい)
- カスタムhtmlの有無(「有り」が望ましい)
これらの項目について詳しく知りたいと思ったなら、下記コンテンツをご覧下さい。
ビジネス向けWORDPRESSテーマ 選定時チェックリスト(7項目):DIY WordPress Site
それでは、早速お勧めテーマを紹介していきます。
お勧めテーマ①:Astra
Astraは、インドの「Brainstorm Force社」が提供している無料WordPressテーマです。
Astraは、Elementorなどの「ページビルダー」のベースとしてよく使われています。しかし、ページビルダーを使わなくても非常にクオリティが高く、チェックする価値のあるテーマです。
特に、プロがデザインしたテンプレートを使えることと、猛烈と言って良いレベルの速さは特筆すべきポイントです。Astraの詳細レビューは、下記コンテンツをご覧下さい。
Astra:時短と美しいデザインと高速化をもたらすWordPressテーマ:DIY WordPress Site
利用前確認項目(必須4項目)の適応状況
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細 |
1 | スマホ閲覧に最適化されていること | 〇 | レスポンシブ対応 |
2 | 表示速度が速いこと | ◎ | 爆速。ページビルダーを使っても速い |
3 | 著名プラグインとの相性が良いこと | ◎ | 特に不具合は発生していない |
4 | 主要ページのテンプレートが存在すること | ◎ | 多数のデザイン済みテンプレートが存在。無料プラグイン「Starter Template」の有効化で利用可能 |
利用前確認項目(ベター3項目)の適応状況
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細内容 |
1 | 拡張性 | 〇 | 主要ページビルダーとの互換性あり |
2 | 子テーマの有無 | 〇 | 公式サイトで配布中 |
3 | カスタムhtmlの有無 | 〇 | プラグイン「Astra Hooks」の追加で利用可能 |
Astraのデメリット
- ファーストビュー動画設置は出来ない
- ヘッダーやフッターが思い通りにカスタマイズ出来ない(有料版なら可能)
- 細かな機能(装飾やUXツール)は国産テーマに劣る
Astra公式サイト
Astra:最速、軽量、高度にカスタマイズ可能な WordPress テーマ
条件付きお勧めテーマ①:Cocoon
Cocoonは、「わいひら」さんという方が公開している無料WordPressテーマです。煽りや盛り一切なしで、「本当にこれが無料?」と言いたくなるくらいクオリティが高い。
シンプルかつ優しい感じのデザインは好みが分かれるところでしょうが、デザインが気に入った人にとっては他に短所はないんじゃないかと思うくらいの出来です。ブログ用として使うなら最強のテーマだと思っています。
しかしながら、ビジネス目的で使うという観点で見ると初心者向けのテーマではありません。そのため「条件付き」でお勧めとさせて頂いています。
初心者向けでない最大の理由は、「テンプレートが無い」から。
CTAやボタン、ウィジェットや装飾といった主要パーツは全て網羅されていますが、1からページを作っていかなければなりません。しかも、デフォルトパーツが気に入らなければHTML/CSSのカスタマイズが待っています。
フォーラムなどのサポートは、他のテーマに比べかなり手厚い(下手な有料テーマより質が高いです)ものの、初心者の方が1からサイトを作るというのはかなり厳しい作業であることは間違いありません。
サイトを作り込むという行為に楽しさを見出した方にはお勧めしたいテーマです。
利用前確認項目(必須4項目)の適応状況
※このテーブルは、横にスクロールします。
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細 |
1 | スマホ閲覧に最適化されていること | 〇 | 完全レスポンシブ対応。ウィジェットはスマホ用に最適化可能。 |
2 | 表示速度が速いこと | 〇 | 良好。国産ではトップクラス |
3 | 著名プラグインとの相性が良いこと | ? | 高速化プラグイン(無料版)テストでは特に不具合無し。 |
4 | 主要ページのテンプレートが存在すること | △ | 無料「スキン」は多数存在。但しテンプレートは無し |
利用前確認項目(ベター3項目)の適応状況
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細内容 |
1 | 拡張性 | ? | テスト未実施 |
2 | 子テーマの有無 | 〇 | 公式サイトで配布中 |
3 | カスタムhtmlの有無 | 〇 | 「アクセス解析」欄を利用可能 |
Cocoonのデメリット
- ファーストビュー動画設置が出来ない(カスタマイズで対応可能?)
- LP用のテンプレートはない(固定ページのレイアウト変更で対応可能)
Cocoon公式サイト
条件付きお勧めテーマ②:Lightning
Lightningは、「Vektor,Inc.(株式会社ベクトル)」が提供している無料WordPressテーマです。こちらも、非常にクオリティが高いテーマに仕上がっています。
Lightningの特徴は、「多機能プラグイン ExUnit」の追加によって機能拡張が容易に出来ることです。CTAはもちろん各種装飾など、初心者が頭を抱えそうなカスタマイズや機能実装を簡単に行うことが出来ます。
但し、「ExUnit」がサポートしていない機能は有料となります。例えば、ファーストビューで動画を表示したければ専用プラグインを。デザインを変更するには「スキン」と呼ばれるデザインテンプレートを購入する、といった具合です。
Lightningも条件付きの推奨としましたが、その理由はCocoonと同じ。無料版にはテンプレートが存在しないので、1からサイトを作らなければならないからです。
自分でサイトを作り上げたいと考えていて、有料スキン/テンプレートを含めLightningが気に入ったのなら、お勧め出来るテーマです。
利用前確認項目(必須4項目)の適応状況
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細 |
1 | スマホ閲覧に最適化されていること | 〇 | レスポンシブ対応 |
2 | 表示速度が速いこと | △ | やや速い |
3 | 著名プラグインとの相性が良いこと | 〇 | 高速化プラグイン(無料版)テストでは特に不具合無し |
4 | 主要ページのテンプレートが存在すること | × | 「スキン」や「テンプレート」は有料 |
利用前確認項目(ベター3項目)の適応状況
no. | 項目 | 適応状況 | 詳細内容 |
1 | 拡張性 | ? | テスト未実施 |
2 | 子テーマの有無 | 〇 | 公式サイトで配布中 |
3 | カスタムhtmlの有無 | 〇 | 「アクセス解析」欄を利用可能 |
Lightningのデメリット
- ファーストビュー動画設置は出来ない(有料プラグインの追加が必要)
- スキン/テンプレート等は有料版のみ
Lightning公式サイト
Lightning:無料で使えるWordPress公式ディレクトリ登録テーマ
Lightning-WordPressテーマ:WordPress.org
集客やセールスのスピードを上げたい。精度を上げたい…とお考えなら、出来ることは自分でやるのが一番です。 全てが難しい訳ではありません。あなた自身でやれることは、想像以上に多いものです。
当サイトのコンテンツは、あなた自身が出来る内容にフォーカスしています。 これらを活用して、売れるウェブサイトを作り上げて下さい。
もし、「そう言われても、本当に自分でやれるの?」と感じているのなら…STRATEGY SUPPLIERが運営する「Output STUDIO」に参加して下さい。
「Output STUDIO」は売れるサイトを作り・育てていくための訓練場であり、コミュニティです。 興味をお持ちなら、下のボタンをクリックして詳細をご確認下さい。